ジュラシック・ワールド2『炎の王国』感想

はじめまして。

この度、ジュラシックワールド2『炎の王国』を観て大変感情が高ぶってしまい、残したい!この気持ちを誰かに伝えたい!!と筆を取らせていただきました。

 

はてなブログは完全初心者であり仕様を探りながら書いている次第です。

普段はアニメーション作品しか見ず、Twitterに細々と感想を呟くくらいでこんな長文は初めてです。洋画もあまり見ていないです。その点もご了承ください。


ネタバレ無しの感想となります! 

それでは参ります。

感想 

まず、私がどれだけジュラシック作品を知っているのか。また、どういうスタンスで観たのか。

それを説明しながら感想を述べさせていただきます。(見方によって大きく変わる作品だと私自身考えてます)

 

実は私は今作『炎の王国』で初めてスクリーン鑑賞を致しました。

女性の我が身では一人で映画館に行くことは辛く、友達も「人が食われるのはちょっと…」と嫌煙され前作の『ロストワールド』は泣く泣く金ロー任せに。

去年の夏、金ロー特別版吹替に違和感を持てるはずがなく、のめり込むように手に汗握る展開を楽しみました。クレアがヒールで一日中走っていたことに例の突っ込み動画でようやく気付いたほど。

 

ジュラシックパークは一応1・2・3と観ておりますが、現在のSF映画の風潮を思わせるロストワールドが一番大好きです。

進化したCG技術を駆使した恐竜との触れ合いに留まらない調教されたラプトル四姉妹。昨今のSF作品なら必ずと言ってもいいほどの遺伝子操作による新種誕生ネタ。

 

初めて金ローでジュラシックワールドを観たとき、後悔しました。こんなに面白かったのに何故スクリーンで観なかったのだろう。

 

そんな後悔を払拭させるべく、今日行ってまいりました。一人で。お隣にはカップルがいました。ちくせぅ

 

冒頭の予告が始まり、上映開始。

そして、たくさんの感情が溢れてエンドロール。

 

面白かった。

 

ただこの一言に尽きます。

もしかしたら蛇足だという人がいるかもしれません。なぜあの最後にしたのか分からないという人も。でも、私はとにかく面白かった。

 

おそらく、批判的な人は前作のような集団パニックを期待したのかもしれません。

しかし今作はそのようなことはありません。今すぐその期待を捨てるべきです。

またややバレにかすりますが、子供の決断に賛同できない人もいると思います。

ですがその感情は正しいです。

恐らく、これは私の勝手な考察なのですが、今回のジュラシックワールドは前作、パークシリーズと大きく異なっています。

明確なメッセージ性があるのです。

「恐竜は人間の手に余る」でしょ。いつもじゃん。

そう思った貴方。それは大きな間違いです。

 

今作はなんと、

 問題を提示されているのです。

 

 

ここから先はyoutubeの予告を観た方だと思って私は筆を進めさせていただきます。

 

ストーリーは予告通り、ジュラシックワールドがあった島が火山活動を開始してしまい、そこにいる恐竜たちを救おうとする団体にオーエンやクリスが協力するが実は真っ赤なウソ。恐竜を捕まえることが目的だった。

という流れ。

炎の王国とか言っておきながら島のシーンは前半で終わってしまいますが、それは洋画あるある。

溶岩に包まれる島からの脱出は恐竜に襲われたり逃げる恐竜たちに踏みつぶされそうになったりとハラハラしましたが、個人的にはそれよりも

島に取り残された恐竜たちを強く見てあげて欲しいです。

 

おそらくこのシーンで最初の問題が提示されると思います。

 

軽くバレに触れてしまいますが、当然すべての恐竜を救出なんて無理な展開はありません。裏切りもあり数頭しか運べず、ほとんどの恐竜は溶岩から逃げようと海へ飛び込み溺死。または溶岩に飲み込まれて焼死します。

 

主人公たちも溶岩から逃れようと必死でほとんどパニック映画になっていますが、あのシーンは胸に響くと思います。

 

ネタバレになってしまうのであまり言うことは出来ませんが、

前作の瀕死のブラキオサウルスシーン。あれと似た系統のシーンが2,3個もありました。

私は心の弱い人間です。例え人を食い殺す恐竜でも、反論できないな。とこの映画をみて思いました。


では問題提起とは何ぞや、と思われる方が多いでしょう。もしかしたら、1度見に行かれた方でも私のこの感想を読んで首を傾げているかもしれません。


ネタバレ覚悟で言うなら即ち

恐竜も生きている。人を食い殺すが今生きている。それでも殺すか?


だと考えています。

あくまでこれは私の考察に過ぎません。

オチに向けるための伏線だから違うと言われればそれまでです。


ですが、それでももしこの映画を楽しみたいという方はこの問題に向き合いながら観ると楽しめるかと思います。

少なくとも私はこれ以上無いほど楽しめました。

よく出てくる恐竜保護なんて夢物語を語る人の気持ちが少し分かってしまいました…


 

さぁ、大まかな私のジュラシックシリーズ好き路線が分かってきたでしょうか。

 

そう、私はパニック映画好きではなくただの動物好きなのです。

 

もちろんジュラシックシリーズの恐怖の作りこみやテンプレストーリーも大好きです。3の「ここは鳥かごだ」からの霧の中からプテラ!は名シーンです。でもどうやってあの人生き延びたんだろ・・・

 

今作でも上記の溶岩に加え、予告にもあった部屋を訪れる恐竜シーン、カメラの入り方、屋敷という構造を使った魅せ方に震えました。やっぱりスピルバーグ監督はこの手に関しては一切文句言えないです…ツッコミどころすら忘れていました。

 

けれど、やはり動物特に野生動物好きの私からすれば心にぐさぐさくるシーンが多くて。どうしてもそちらの方ばかり考えてしまいます。

 

好きが高じて野生動物の保護ボランティアまでしたことがありますが、そこにいた動物たちのことが過ります。

管理者の方が大変優しく、害獣指定されている動物まで殺せないと保護している場所でした。害獣でありながらも死に行く様は一つのちっぽけな命です。

交通事故で脳震盪を起こし平衡感覚が無くなり毎日体をぐるぐる回すことしかできない子は一週間も頑張った末、天国に行きました。

 

以上が私が映画を見たスタンス、最早感想になります。

いつものようにテンプレ最高傑作の娯楽作品として楽しむのもいいですが、このブログを読んで映画を観たときに少しでも考えて下されば幸いです。

 

まぁでも、あの決断はあの子だからそこだと思いますが。

 

 

 

 

さて、ここまで読んで下さりありがとうございます!

ストーリーはこれまで通り様式美展開でしたが、オチは見事!!今後の展開が気になります!!てか続編普通にありますよね?!

あとこれロストワールドの時から構想していたのかがすごく気になる。それぐらい続編として綺麗な作品でした。


アニメーション作品自体、空の境界イヴの時間など考察系のモノを好む為要らないことをしている感が半端ありませんが、娯楽は人それぞれ、各々が楽しめればいいと考えている人間なので

こんなまどろっこしい事考えずにハラハラドキドキしても全然オッケー👌

ようは楽しめればいいんや!!!


最後になりますが、本当にこんな拙いブログを読んで下さりありがとうございました。

せっかく作ったので今後は私の大好きなアイドリッシュセブンという作品について長々語りたいなぁと思っておりますので、どうぞ気ままな時によろしくお願いします。